カセットテープ小説の復号方法
イベントなどで頒布するカセットテープ小説の復号方法の詳細を記します。
常海国風土記
スタイル情報を内包したhtmlファイルを7zipに圧縮したバイナリーデータを、音声として記録したカセットテープです。
録音
準備
A面(ピーガー音が鳴る方)のピーガー音をPCへ録音します。
カセット再生機のイヤホンジャックとPCのライン入力をオーディオケーブルで接続します。
抵抗の入っていないケーブルを使用して下さい。
抵抗入りのケーブルを使用すると音が小さくなりすぎて復号が難しくなる可能性があります。
PC側で録音用のアプリケーションを起動します。推奨はAudacityです。
録音の設定を以下のようにします。
- チャンネル:1(モノラル)
- サンプリング周波数:96000Hz
レベル調整
Audacityで録音のモニタリング開始してから、カセットテープを再生します。
録音レベルのインジケーターを確認して音声が入力されていることを確認します。
波形が小さすぎたり、上下にくっついたりしない程よいくらいにボリュームを調整して下さい。
録音開始
録音レベルが程よいくらいになったらカセットテープを再度頭まで巻き戻します。
Audacityで録音を開始してから、カセットテープを再生します。
ダイレクトモニターが可能な環境ではピーガー音を聞いて録音状況を確認することが出来ますが、
音量が大きいと発声機器を破損する可能性があるため注意して下さい。
波形を見ながら(もしくはダイレクトモニターの音を聞きながら)カセットテープからの音声がなくなるまで待ちます。
音声がなくなったらAudacityの録音を停止し、カセット再生機器も停止して下さい。
音のトリミング
作業しやすいように、録音した音声の前後にある無音部分を削除します。
ピーガー音部分は無音ではありません。
音で聞くと無音か、サーというノイズしかない部分を削除します。
保存
Audacityに録音した音声データを、wavファイルとしてエクスポートします。
ファイル>オーディオをエクスポート
エクスポートの際の設定は以下のとおりにして下さい。
- ファイル形式:wav
- サンプリング周波数:96000Hz
- チャンネル:1(モノラル)
- エンコーディング:符号なし 8bit PCM
変換
なんでもピーガーmkⅡ
保存したwavファイルをバイナリーデータに変換します。
変換用のアプリケーションに読み込んで下さい。推奨はなんでもピーガーmkⅡです。
なんでもピーガーmkⅡの、右半分(wav→バイナリー変換)を使用します。
参照ボタンから保存したwavファイルを読み込んで下さい。
ファイル名の下の欄を以下のとおりにして下さい。
- 1ch
- 8bit
- 96000Hz
下の方にある「バイナリー変換」の枠の中の
- 通信速度:1200ボー
- ピー:24000Hz×2サイクル
- ガー:12000Hz×1サイクル
となるように設定して下さい。
波形の中に赤いエラーが無ければOKです。
エラーがある場合
「位相を反転する」を1回クリックして下さい(反転させて下さい)
→不要かもしれません、何度か試して下さい。
カセットテープの状態にかかわらず、再生機器由来のノイズが影響することがあります。
再生機器由来のブツ、ブツ、というノイズについては、録音の設定では対応できません。
上部の波形のハンドルを操作して波形を整えることで取り込める可能性があります。
多少エラーがあっても以降の取り込み処理を終えた結果何故か成功する可能性があります。
バイナリーファイル作成
下の「バイナリー出力」欄の「データ部分のみ抽出」にチェックを入れてから、「バイナリファイル作成」ボタンを押します。
バイナリーファイル取り出し
拡張子の変更
作成されたファイルファイル名を変更し、拡張子を7zにして下さい。
※拡張子が見えない場合、エクスプローラーの表示設定から拡張子を表示するようにして下さい。
データの展開
7zファイルを展開します。推奨は7-zipです。
データが出力され、復号ありがとう!ディレクトリと、その中の常陸国風土記.htmlが出力されていれば成功です。
htmlとして小説が書かれているので、ブラウザなどでお読み下さい。
おまけ
元々「東方夜伽合同2」という合同誌の脇に置かれた企画頒布物だったため、
それに関する事がも書かれています。
東方夜伽合同2が手元にない場合、今となっては意味不明な文章でしかないため放念下さい。
カセット同梱のカードに秘封民間伝承合同への参加予告を示唆するものがありますが
20260712時点では既に参加済みのものなので放念下さい。